膝の人工関節出術後、転倒予防のトレーニング(80代女性)

私が主に活動しているフィットネスクラブではひざ痛や腰痛についての悩みを抱えたまま、エアロビックスや筋力トレーニングをだましだまし行っている方が多いです。
膝の人工関節の出術を終えて、プールで自己流の運動を行っていたものの自己流の限界を感じて、私のトレーニングの申し込みをいただきました。

80歳代ということもあり、転倒予防を目的にトレーニングが始まりました。
人工関節は主に金属でできています。私は解剖実習の時にひざ関節に埋め込まれていた金属を取る作業を行ったのですが、金属の重みがものすごく重く感じたと今でもはっきりと覚えています。
さらに、関節の曲げ伸ばしを行う際にどうしても制限が出て、ひざをかばうあまり、普段の歩く歩幅が狭くなりますので、お尻周りの筋肉低下が起きやすくなり、日常生活での「立って座る」という何気ない動作が困難になりかねません。

そこで、最初の段階で行っていただいたのが寝た状態からの簡単な運動でした。人が寝ている時は当然地面に対して、体が触れている場所が多くなるので、特にシニアの方にとっては安心感があると思います。
活動量が少なくなってくるシニアの方にいきなり、立った状態から運動を始めても視力や聴力、筋力などの低下によってかなりレベルが高いと感じてしまう可能性があります。
生涯に渡り、運動を継続していただく為にも、小さい成功体験の積み重ねが必要だと思いますので、寝た状態から立位まで徐々に運動を発展させていくことをいつも意識しています。
ひざ痛一つをとってみても、運動学や解剖学など筋力以外の要素が沢山含まれています。

現在は歩くときの歩幅も広くなり、トレーニングでは立った状態の片足立ちの要素を入れた運動や、転倒予防をより強化するために足の運びを細かく行うトレーニングなど、より高度な身体の使い方を要求されるトレーニングができるようになりました。
先日、近所で散歩していたらこのお客様が杖もつかずに歩いている姿を見かけましたが、私とのトレーニング以外にもこのようにご自身で努力されているからこそ、結果につながるのだと思いました。
ご夫婦で健康づくりをしたいというのがこのお客様の想いだそうです。

横浜本牧パーソナルトレーナー宮原崇は、出術後の筋力向上、転倒予防のためのトレーニングをわかりやすく、安全に行っています。お一人お一人の状況に合わせた完全オーダーメイドのトレーニングが喜ばれています。

2018.04.02