訪問パーソナルトレーニング~元気な100歳を目指して~(90代女性)

S様は90歳半ばの女性ですが、現在元気な100歳を目指されて日々スクワットをはじめとした筋力トレーニングを「訪問パーソナルトレーニング」という形で行っております。

実はS様とトレーニングを一緒に行うようになって約7年が経過しました。
始められたきっかけは87歳の時、商店街への買い物の帰りにご自宅の近くにある階段で転倒して、大腿骨を骨折してしまう怪我をされた時です。
この時は大腿骨を人工関節に取り替える大きな手術をされて、医療機関でリハビリを経てからご家族のかた経由で私へ依頼がありました。

S様はお怪我をされる前までご自身の力で歩いて買い物に行っていたというだけあって、手術をされてからの回復も相当早かったようです。
初めて私が活動しているフィットネスクラブにお越しいただいた際も、杖をつきながらご家族の付き添いのもと自力で歩いてこられました。

股関節周りの強化をするために、主にご自身の体重を使って行うトレーニングが開始して3ヶ月経過したところで、ご家族の方から私へ一本の電話がきました。

「実は母がまた骨折しました!」私はそれを聞いとき「まさか」と思いましたが、どうやら本当のようで、ご家族がコンビニで買い物をしている時にS様は店の入り口で待っていたのですが、他の方の歩行の妨げにならないように、立っていた場所から移動した瞬間に段差につまずき転倒してしまったとのことでした。
しかも2回目の骨折の時は逆側の脚だとお伺いしておりましたので、内心で寝たきりの可能性にならないかとても心配しました。

ところが、そんな心配も無駄だったようで、3ヶ月くらい経過したところでパーソナルトレーニングのご依頼を再びいただきました。

さすがにフィットネスクラブへ通うのはお身体に負担がかかるとのことでしたので、自転車で行けるという近距離ということもあって、週に3回のトレーニングが始まりました。頻度が高かったという影響もあり、割と早いペースでご自宅の階段の上り下りもできるところまで回復しております。

あれから7年が経過して、当然それだけ年齢も重ねているので、現実的に視力や聴力の機能は低下しているものの、ご家族が工夫されているお食事の量は私が聞いても驚くほど、よく召し上がっております。
ご家族の負担を考えて定期的に高齢者宿泊施設に行き、1週間くらいお泊りに行かれる時期があるのですが、私もその時はそちらの施設に出向いて、S様のお身体の様子を見に行きます。

私が施設に出向くと周りの方がS様に「あの方はお孫さん?」といつも聞くそうですが、S様は必ず「あの方は私のトレーナーよ!家族よりも家族に近い人なの!」と誇らしげに答えているそうです。

それをご本人とご家族からお伺いした時はこの仕事をしていて本当に良かった!と思いました。

現在も以前とは頻度が変わらずにスクワット、歩行、片足立ちのバランストレーニングを中心に頑張っております。以前は寝たきりにならないことを目標にされていましたが、現在の目標は100歳でもスクワットをやり続けるとのことです!

2018.04.02