介護がきかっけになった「股関節痛と肩痛」の改善トレーニング(70代女性)

K様がフィットネスクラブに通われている期間はとても長く、エアロビックスや水泳、ヨガなどを行いご自身の健康管理をとてもよくされている方です。ところが、数年前から始まったお母様の介護によって左肩を痛めてしまい、そのあと両側の股関節にも痛みが発するようになりました。

これらの症状への対策として、この方のご親戚が整形外科医ということもあり、病院で診察をしていただいた結果言われたのが「筋肉をつけるように」ということでした。
電気治療やマッサージ、エステなどにも通いながらフィットネスクラブで運動を続けていましたが、運動をした日はなんとなく調子が良く翌日にはまた同じ症状に戻るという状況が続いていたそうです。

お母様の介護もあるということや、お孫さんの誕生に向けて、自分自身がもっと元気で健康でなければいけないという気持ちから、フィットネスクラブの掲示板にある私のポスターを見て、パーソナルトレーニングのご契約をしてくださいました。
後日、記入いただきましたアンケートで「なぜ宮原のパーソナルトレーニングの契約をされたのですか?」という質問項目で「直感とお人柄に魅かれて」という嬉しいお言葉をいただきましたが、K様もお会いしてみるととても素晴らしい人格の持ち主なので、いつも礼儀の大切さを私が学ばせていただいております。

さて、肝心の股関節と肩関節の状態ですが、初めにチェックをさせていただいた時に感じたことは、関節の動きが過剰に出ているということでした。
これは長年のストレッチ、ヨガの習慣によるものだと思うのですが、開脚をして上半身が床にベターとつくのが当たり前の状態になっていることで、意外と身体に様々な問題を引き起こします。

お相撲さんが開脚をして身体をベターとつけられるようにしなくてはいけない理由として、取組の時に股関節を大きく広げた状態で相手からの衝撃に対して、一瞬にして受け止めたりする場面などで開脚が出来た方が怪我を未然に防ぐことが必要だからでも有ります。
それに加えて、お相撲さんは関節が緩んだ股関節を強靭な筋肉で股関節を締めて安定感を持たせることも可能なので、バランスが良いのです。

しかし、ストレッチだけを行って、筋トレをせずに筋力低下が起きた状態のままですと、関節はゆるいだけで、いざ安定感が必要な場面でも関節は緩みぱっなしなので、正常な動きを生み出すことは出来ません。
正常な動きを生み出せないということは、それだけ身体のどこかに負担がかかるということでもあります。

K様の今回のお悩みとなっていた関節のお悩みもこういった関節が緩みすぎていたことによるものが原因でしたので、毎回のセッションではこの関節を締めていくトレーニングを重点的に行うようにしました。
それは主に股関節周りの殿部の筋肉や、肩甲骨周りの筋肉を自然に沢山使う運動をメニューに入れて、少しでも関節の過剰な動きから身体が脱することが出来るように週1~2回の頻度でサポートさせていただきました。

その結果、現在では肩、股関節の痛みも改善されて、小走りが出きたり、以前のようにヨガと水泳も出来るようになってきましたので、まさに私が多くの方に伝えていきたい「運動は良薬なり」ということが実証された一例でした。

2018.04.02