自分のクセは自分では分からない~習慣改善のためのトレーニング(50代女性)~

Aさんは50歳代で2ヶ月に一度は仕事などで海外へ行かれる女性です。やはり「ひざ痛」に悩まされています。
自己流でマシンを使っての筋力トレーニングを行うものの、改善されず、たまたま私が活動しているフィットネスクラブへ入会したところ、館内に掲示されている私のポスターを見てパーソナルトレーニングが気になっていたようです。

ある日、私がフィットネスクラブの廊下でAさんとすれ違った時にトレーニング体験の申込みをいただきました。初回にAさんの動きの評価と関節の評価をさせていただいた印象は「関節がとてもよく動く」というものでした。
通常、関節の痛みがあると痛みを発している場所に原因があると思われがちですが、実はそうではなく、その関節以外の場所に本当の原因が隠されていることが多いのです。

今回のケースで特に目立ったのがスクワットを始めとした、立って行う運動の時に痛みがある右側のつま先が外に向いてしまうということでした。
本来はつま先がまっすぐでつま先の上にひざのお皿があり、その、ももの付け根の3点が一直線になるのが理想なのですが、つま先が外に向いた状態で膝が曲げ伸ばしをした時に「膝が内側に入りやすい」という傾向があります。
ひざの関節は捻じれの動きに対して弱いという特徴がありますので、これを繰り返していくと当然、関節への負担はかかります。

そこで私はAさんに対してスクワットなどの時に両脚に短いゴムチューブを巻いていただき、つま先をまっすぐに保っていただくと同時に、ゴムチューブの張りを保つことを維持しながらスクワットをメニューに入れることにしました。
この種目を行うことで自然と股関節周りについている筋肉が活性化します。ここが活性化することで、ももの付け根とひざのお皿とつま先が一直線に揃いながら、スクワットなどの運動ができるようになります。

関節の動きが正しく行えなくなる一つの原因として、脳の癖というものが考えられます。人は習慣の動物でもあるため、毎日晩酌が習慣になっている人はその習慣を改善するのにとても労力がいると思いますが、これも「美味しい晩御飯にはお酒でしょ!」という習慣が身についているからこそ、毎日晩酌をするという生活習慣が身についているのだと思います。
今回のケースも同様、過去の既往歴や生活習慣によって、「立って動作をするときにはつま先は外を向く」という習慣が身についてしまったのです。これらの要素を考慮しても、必ずしも関節の硬さや筋肉が不足しているから痛みが出るとは限りません。

「今まで気がつかなかったつま先の向きや、運動中に自分自身の体幹がこんなにも動いてしまっているから、運動するたびに関節に痛みが出ると気がつくことが出来ました」と仰っていました。
痛みの原因については、セッション中にスマフォで動画撮影をして、その場で人体模型を使いながらわかりやすくフィードバックをしています。

横浜本牧パーソナルトレーナー宮原崇は、日常生活習慣を聞き出してそれを改善するトレーニングを提供しています。お一人おひとりの状況に合わせた完全オーダーメイドのトレーニングが喜ばれています。

2018.04.02